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第1回定例会・一般質問(要旨)

田中 良(民主党)


   商店街振興策には経営者自身の意識改革を


    商店街振興
    都市計画道路の整備

商店街振興

 〔1〕商店街が消費者ニーズに対応し、真に発展していくように、都として商店街経営者の意識改革に努めていくべきと考えるが、見解を伺う。
 〔2〕商店街の振興には、新たな商店街対策の展開が必要である。これまで商店街の政策は、時代の変化や消費者ニーズをとらえ切れず、商店街の指導的立場に立つ人たちの危機意識の欠如をいいことに、商店街の厳しい現実をあえて直視することなしに来た面があるように思われる。元気を出せ商店街事業に投入されている7億もの財源は、商店街の将来の活性化につながる事業に振り替えるべきだ。そのため、商店街振興策は商店街自身の問題であるという意識改革を促し、商店街自身の自主的、自立的取組を支援することが重要だと思うが、見解を伺う。

知 事 〔1〕商店街が生き残るためには、経営者自身が、情勢の変化に的確に対応できる経営感覚を持つことが重要である。このため、都は、商店街に対し、今後戦略の方向性を提示し、意欲のある商店街に対して支援していく。

労働経済局長 〔2〕商店街の活性化を図るためには、自主的、自立的な取組が不可欠である。このため、都は平成13年度から、商店街活性化総合支援事業で、自主的な取組をする意欲ある商店街に対して積極的に支援を行っていく。


都市計画道路の整備

 〔1〕東京における慢性的な交通渋滞は、経済効率の低下や環境悪化など、都民生活への大きなマイナス効果を及ぼしている。この交通渋滞の主な原因が都心などへの通過交通にあることは、これまで指摘されてきたとおりである。交通渋滞を抜本的に解消するには、このような都心部に流入する通過交通を迂回させる必要があり、そのために一刻も早い環状道路の整備と、それによる道路ネットワークの形成が不可欠である。東京の道路ネットワークである外かく環状道路などが完成した場合、東京の渋滞解消などにどの様な効果があるのか調査研究を行い、結果を公開し、都民の理解を得るべきだ。
 〔2〕高速道路以外の一般道路については、事業化すべき路線のランク分けを行い、それらを都民に示した上で、合意形成を図り、事業を進めていけばよいと考えるが、所見を伺う。
 〔3〕放射五号線の未整備区間についても、外かん道など三環状道路の整備効果を十分に調査研究を行い、その結果に基づいて、この道路が本当に必要なものであるのか否か、場合によっては再検討も含めて対応すべきと考えるが。

都市計画局長 〔1〕一般道路の整備効果は、これまでも、混雑時の平均速度が改善された場合の直接便益などを算出し、公表してきた。また、外かん道については、移動時間の短縮効果などについて、パンフレットなどで明らかにしている。今後も理解を得られるよう周知に努める。
 〔2〕一般道路についてもバランスのとれた道路のネットワーク形成が必要だ。このため事業化計画を策定し、優先的に整備すべき路線を定め、事業の推進に努めている。今後も社会情勢等を踏まえ、優先度を配慮しながら、整備を進める。
 〔3〕この道路は区部と多摩の均衡のとれた発展に不可欠な路線である。現在、総合環境アセスメントの試行の中で、採用可能な複数案を示し、整備の必要性を地元に説明している。今後も、地元の理解と協力を得られるよう努めていく。

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