第2回定例会終了にあたっての各会派談話(要旨)

社会民主党 藤田十四三

 平成十二年度第二回定例会は本日終了したが、提案された各議案の諾否の判断並びにその対応を次のように行った。

 その結論と理由も左のとおりである。

一、副知事選任などの人事案件について
 濵渦武生特別秘書の副知事選任をはじめ全人事案件に同意したのは「特別な理由のない限り人事に意をはさまない」という一貫した方針に基づく。
二、条例案、契約案などの議案について  提案された全議案に賛成したのは、特に反対する理由がなかったことによる。
三、重要課題にかかる意思表明

 この際、左のことについて意見を表明することが重要と考え、次のように対処した。

(1)二年目を迎えた石原都政への直言
 1.一年経った石原都政は、勇み足もあるが「功」が「罪」を上回る。
 2.「功」は第一に都政を活性化させたこと。第二に「是」「非」はともあれ知事のやる気を伝えたこと。第三に国にはっきりとものを言っていること。
 3.今後は地方主権確立のため東京の自治を強く主張し、その「受け皿」づくりのため一層のリーダーシップを発揮すべきだ。
 4.そのために、都庁という巨大な組織を率いる「長」として、ときにディテールにも意を配って指揮の完成度を高めてもらいたい。

(2)文書質問の提出
 1.バランスシートの中間報告努力は多とするが、一定の政策判断に基づいて実施している事業や施策は会計の数字だけで評価できないのではないか。また、「行政評価制度」と「財務分析」を効果的に連携させるべきではないか。
 2.行財政制度について
  客観性の高い評価システムを示すべきではないか。その上で「上からの押しつけ」でない全庁的に広い取組を行うべきではないか。

 今後とも、残された任期を都民各位から付託された自らの責務を全うすべく、あらん限りの努力をする決意である。


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