第2回定例会終了にあたっての各会派談話(要旨)

民主党 幹事長 河合秀二郎

 本日、第二回定例会が終了した。

 私たちは、情報公開条例改正案、濵渦副知事・横山教育委員の選任をはじめとする知事提出の全議案に賛成した。

 本定例会には、昨年の第三回定例会において主張した、東京都公安委員会・警視庁を実施機関に加える情報公開条例の改正案が提案され、全会派一致で採決された。

 しかし、私たちの提案からすでに一〇か月余り経っており、かつ、施行期日が「交付の日から起算して一年三か月を超えない範囲内」となっている。あまりにも時間がかかりすぎると言わざるを得ない。この間の相次ぐ警察の不祥事の中で、都民の信頼を回復するためにも速やかな施行を望む。

 その他、わが会派の代表質問では、朝鮮半島における南北首脳会談と東アジア情勢、アジア大都市ネットワーク、介護保険、医療改革、財政再建、副知事について、また、一般質問では、都市景観、大江戸線開業について知事並びに関係局長の見解をただした。知事からは、それぞれの課題について率直な答弁を受け、また知事は、新副知事について、「国との連絡調整、管理団体等の改革、産業振興を中心に」と述べ、さらに「今度から特別職になる教育長は教育プロパーの副知事のような、非常に重要なポジション」であると位置付けた。また、「一票の重みの格差は、正しく政治のゆがみの表示」として、「民主政治の根幹である選挙制度について、一票の格差は早急に是正されるべきだ」と述べた。

 一票の格差については、東京都議会においても、特別区を除いても二倍以上、特別区を含めると実に四倍以上もの格差を生んでいる。都議会議員の総定数の削減とともに、この格差を是正するため各会派の賛同を求めていきたい。

 また、公共事業を食い物にする政治家を一掃するためのあっせん利得罪の制定が重要課題となっている。私たち都議会民主党としても、これを最重要な課題として認識し、今後、国会等の動向を踏まえ、速やかに都議会議員のあっせん利得を禁止する条例を提案していきたい。

 意見書・決議については、「原爆被爆者」「遺伝子組換え食品」「豚コレラ」の三意見書を提案し、各会派の賛同を得た。

 私たちは、今後とも、都民感覚からの行政改革と都財政の再建に積極的に取り組んでいく。多くの都民の皆様のご理解とご協力をお願いしたい。


ホームページへ戻る 前のページへ戻る