第2回定例会・一般質問(要旨)

町田てるよし(都民の会)

子どもの健全育成に幼児期のしつけと体験を


多摩ユース・プラザ

 1.知事は、心の東京革命の中で、幼児期のしつけと体験が今の子どもに必要だと言っている。子どもたちがどのような人間に育つことを期待しているのか、伺う。
 2.心の東京革命行動プランの中でも体験が必要と述べ、一七年に開設予定の多摩地域のユース・プラザも野外活動型で、特に体験学習を重視した運営とのことだが、この施設は青少年の健全育成のためにどのような機能を担うのか。
 3.一五年に開設する区部のユース・プラザ、及び多摩地域のユース・プラザは宿泊を伴う施設でもあり、利用者にとって魅力ある施設運営が必要だ。運営・建設手法にPFIの手法の導入検討を。
 4.多摩地域のユース・プラザが予定されいる高陵高校の場所は、自然環境に恵まれ、緑の帯状の形の丘陵地帯になっており、今から利用が大変楽しみだが、利用に当たっての交通機関について伺う。
 5.ユース・プラザは、青年の家の再編ということで、特定の人たちの利用の観があるが、フリーの利用を含めた中で、特に地元の利用とか、あるいは地元の団体、子ども会、町会、老人会等の利用をどのように考えているのか。

知事 1.人間が人間社会の中で普通に生きていくための必要条件を備えた人間、今度の、心の東京革命の推進を通じて、子どもたちが普通だが、実は豊かな人間関係を築いていけるような、そういう社会人として育ってほしい。

教育長 2.青少年の自立と社会性の発達を支援していく機能を担うため、周辺の環境を生かした野外活動を通して、現在の青少年に不足している自然体験などの直接体験や、異なった年齢の人々との交流ができる機会と場を提供するもの。多様な文化、学習活動のための活動室ほか、炊さん、キャンプファイア等の施設を設置する計画。
 3.利用者の意向を反映した事業の企画や弾力的な運営など、柔軟なサービスを提供するとともに、経費の節減も念頭に置き、PFI手法を含めて幅広く検討し、多くの若者が気軽に利用できる、魅力のある施設となるよう努める。
 4.公共交通機関によるアクセスは、JR中央線及び京王線の高尾駅からのバス利用となる。将来は圏央道の開通で、車での利便性の向上が見込まれる。
 5.利用状況をオープンにし、空きがある場合には、予約なしでの利用も可能とする。


母子医療

 1.少子化時代の中、特に、活力ある社会、そして今後の社会を維持していくために必要な母体と乳幼児を守る、母子医療の責任と役割について知事の見解を伺う。
 2.都立八王子小児病院の移転改築が進められている。小児病院については、小児病院あり方検討委員会で、昨年度一年間をかけて、あり方というものが出されたが、今後の進捗状況について伺う。
 3.都立病院改革懇談会が設置されるということだか、この懇談会で、都立八王子小児病院の移転改築問題が改めて議論をされるのか。

知事 1.母と子どもの生命と健康を守る母子医療の役割は大きい。今後とも、周産期母子医療センターの整備など施策の充実に努める。

衛生局長 2.この委員会で地域周産期母子医療センターとして整備を決定。局内に都立八王子小児病院建設検討委員会を設置し、移転改築の基本構想について検討中。
 3.都立病院の役割と担うべき医療機能を見直した上で、都立病院全体の再編整備などについて、八王子小児病院のこれまでの経緯も踏まえて、検討してもらう予定だ。


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