トップ > 請願・陳情 > 平成29年第1回定例会付託 > 請願29第6号

請願・陳情の要旨

審査結果 意見付採択
備  考 (意 見)趣旨にそうよう努力されたい。


件  名

狭あい道路等における電線共同溝の設計基準の見直しに関する請願

番   号
付託委員会
29第  6号   環境・建設 委員会付託

(願  意)
 都において、狭あい道路等の無電柱化を促進するため、電線共同溝特殊部(ケーブル
接続・分岐用ボックス)のコンパクト化及び低コスト化に寄与することが期待できる事
項(①歩道及び大型車通行が少ない道路における設計自動車荷重条件の緩和による特殊
部のコンパクト化②電線共同溝特殊部のノックアウト数量の削減によるコンパクト化)
について、次のとおり、技術基準(東京都電線共同溝整備マニュアル)の改定を検討し
ていただきたい。
 改定事項1:特殊部本体構造や蓋等の設計に当たっては、現行は、一律T-25と 
       なっているが、道路区分により、設計自動車荷重を使い分けることによ
       り、コンパクト化やコスト縮減が図れるため、大型車通行がある道路 
       (車道幅員5.5メートル以上)については、T-25荷重(車種例:ト
       レーラー、はしご付消防車等の大型車両)、歩道及び大型車両通行が少
       ない道路(車道幅員5.5メートル未満)については、T-14荷重(車
       種例:ダンプ、8トン貨物、バス、消防車等の中型車両)とすること。
 改定事項2:特殊部本体構造の設置に当たっては、特殊部のコンパクト化(薄肉化)
       を図るため、現行で大半が使用されていないノックアウト数量を、現行
       24か所(長さ3メートル当たり・両面)から、8か所(長さ3メート
       ル当たり・両面)に削減すること。

(理  由)
 都は、「無電柱化推進計画」に基づき、センター・コア・エリア等の無電柱化整備を
順調に進めているが、次の課題は、区市町村道等の狭あい道路における無電柱化をいか
に安価で短期的に整備できるかということである。

 歩道及び車両通行制限のある道路における設計自動車荷重の見直しに加え、特殊部の
ノックアウトの削減は、特殊部のコンパクト化やコスト縮減が期待できるものと考える。
また、特殊部のコンパクト化により、支障移設工事の回避、工期の短縮及び製品コスト
の低減が可能と考える。

 今後、狭あい道路の無電柱化を促進していくためのポイントとして、必要な設計基準
等の見直しを行う必要があると考える。



※ 採択されたものについて、要旨を掲載しています。