トップ > 請願・陳情 > 平成28年第4回定例会付託 > 請願28第44号

請願・陳情の要旨

審査結果 一部意見付採択(1項(3)、2項)
備  考 (意 見)趣旨にそうよう努力されたい。


件  名

教育費負担の格差を無くし、子どもたちに行き届いた教育を求める
ことに関する請願

番   号
付託委員会
28第 44号   文 教   委員会付託

(願  意)
 都において、教育費負担の公私格差を無くし、子どもたちに行き届いた教育を進める
ために、次のことを実現していただきたい。
1 私立学校に子どもを通わせている家庭の負担を軽減するため、次のことを行うこ 
 と。
(3)私立小学校、私立中学校の授業料を軽減する制度を新たに作ること。
2 私立学校への助成金(経常費補助金)を充実させること。

(理  由)
 都では、高校生の6割近く、中学生では4人に1人、幼稚園児では9割以上が私立学
校に通っている。東京の教育は、私学無しには語ることができない。
 しかし、実際には、公立に比べ、私立は経費の多くを保護者の負担に頼っている。ま
た、国の就学支援金制度や都独自の授業料助成制度など、家庭を直接支援する制度もで
きてきたが、保護者負担の公私格差は依然として大きく、私立小学校、中学校に至って
は、都の制度としては直接家庭を支援するものはない。
 独自の伝統や教育システムに基づく教育を提供し、教育改革に積極的な役割を果たし
ている私学を更に発展させていくためには、教育条件の維持・向上を図るための経常費
助成の充実や、家庭を直接支援する制度の一層の充実が必要である。既に千葉、埼玉、
神奈川などの県では、私立高校への入学金を助成する制度がある。都でも制度の新設が
望まれる。教育関係予算を全体的に増額すべきである。



※ 採択されたものについて、要旨を掲載しています。