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（願 意）
平成２６年２月１７日、警視庁大井警察署敷地内の来署者用障がい者専用駐車スペー
スにおいて、敷地内の雪かきの雪が集中的に集められており、障がい者の来署が困難な
状態になっていた。警視庁大井警察署に対して、来署者用障がい者専用駐車スペースに
障害物を故意に置かないように管理方法を指導していただきたい。
（理 由）
警視庁大井警察署敷地内の来署者用障がい者専用駐車スペースに描かれている「車椅
子マーク」とは、内閣府ホームページによると「障害者が利用できる建物、施設である
ことを明確に表すための世界共通のシンボルマーク（国際シンボルマーク）です。マー
クの使用については国際リハビリテーション協会の使用指針により定められています。
駐車場などでこのマークを見かけた場合には、障害者の利用への配慮について、御理解、
御協力をお願いいたします。このマークはすべての障害者を対象としたものです。特に
車椅子を利用する障害者を限定し、使用されるものではありません。」とある。
都福祉保健局ホームページによると「東京都は、平成７年に東京都福祉のまちづくり
条例を制定し、建築物、道路、公園、公共交通施設、路外駐車場を一般都市施設として、
施設所有者等に対し、出入口の段差解消や車いすが通れるような幅の確保など、高齢者
や障害者等が円滑に利用できるよう定めた整備基準への適合に向けた整備を進めてきま
した。平成２１年に改正された東京都福祉のまちづくり条例では、高齢者、障害者を含
めたすべての人が安全、安心、快適に暮らし、訪れることができるまちづくりを推進す
るため、ユニバーサルデザインの考え方に立って、すべての人が利用しやすい施設への
整備という視点が求められたことにより、整備基準への適合を努力義務から遵守義務と
し、一歩進んだより実効性を高めた内容としました。さらに、平成２１年の整備基準の
改正にあたっては、バリアフリー新法及び東京都建築物バリアフリー条例との整合性を
図りました。」とある。
国土交通省ホームページによると「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関す
る法律が制定されることにより、従来対象となっていた建築物、公共交通機関、道路に
加えて、路外駐車場、都市公園にも、バリアフリー化基準（移動等円滑化基準）への適
合が求められるなど、バリアフリー化が促進されます。また、駅を中心とした地区や、
高齢者、障害者などが利用する施設が集中する地区において、面的なバリアフリー化が
進められます。」とある。
以上のように各条例等で障がい者が利用できるスペースは、障がい者が円滑に利用で
きることを定めている。
確かに東京は、平成２６年２月８日と１４日にかつてない大雪に見舞われたのは事実
だが、駐車場の雪かきの雪ためスペースを来署者用障がい者専用駐車スペースに設ける
という行動は、遺憾なものと考える。
私は、左大たい切断で義足使用者（障がい者認定２種３級）である。
平成２６年２月１７日午後１２時過ぎに警視庁大井警察署の前を自家用車で通過した
際、敷地内の来署者用障がい者専用駐車スペースに雪が山積みされていたのを見掛け、
大井警察署を訪ねることにした。来署者用障がい者専用駐車スペース内に駐車するには、
後ろに山積みとなった雪に後部バンパーを接触させなければ、前面道路に車両がはみ出
てしまう状況であった。左右のドアは開けられたが、後部ハッチから昇降される車椅子
利用者であれば、昇降不可能な状態である。
署の責任者に現認してもらった上で署員に来署者用障がい者専用駐車スペースに積ま
れた雪山を撤去するようにお願いしたところ、責任者は不在とのことで、現認なしに
１０名程の署員が一気にスコップで積まれた雪を排除した。
なぜ、その場所に雪を積んだのか、事情を聞いたところ、「車一台が止められるスペ
ースを確保したので、その周囲には雪を積んでも問題ないと思った」との回答だった。
身体障がい者用駐車スペースが、一般の駐車スペースよりなぜ広く取る必要があるのか
を、理解されていないのか？留め置けても、昇降できないのであれば、それは利用不可
能と同じことではないか？
以上の理由で述べるとおり、この状況は、我々障がい者にとって、警視庁大井警察署
への来署を拒まれているのと同じことである。障がいがあっても社会生活を制限される
ことがないように、警視庁大井警察署に対する適切な来署者用障がい者専用駐車スペー
スの駐車の管理指示と、他の警察署も同様なことが起きないように徹底的に指示をすべ
きである。
2020年には、東京にてパラリンピックも開催される。全世界に対し、誇れる街である
べきである。
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