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 (願  意) 
 都において、広域避難場所でもある都立尾久の原公園を整備し、早期に全面開放して 
いただきたい。 
 
(理  由) 
 平成25年2月、都議会に提出した「都立尾久の原公園の早期開放に関する陳情」( 
25第6号)が、同年5月29日の都議会環境・建設委員会で趣旨採択となった。都環 
境局環境改善部化学物質対策課の話では、「専門職に依頼して更に調査研究を行い、一 
日も早く開放させたい。」との決意であった。 
 
 もう一つの難問は、尾久の原公園が災害時の広域避難場所であることである。都及び 
区は、「災害避難の場合は、避難場所が立入禁止区域でも避難生活をして構わない。」 
「避難する期間は最長でも一日と決められているので、整備は必要ない。」ということ 
であった。 
 しかし、東京都防災会議による「東京都地域防災計画震災編(平成24年修正)」で 
は、都、区市町村及び防災機関の役割として「救助物資の備蓄及び調達に関すること」 
と記載されている。 
 
 同年6月1日から尾久の原公園の立入禁止区域の一部が解除された。今後、部分的に 
解除が続くと思われるが、予測にすぎない。東京都防災会議で決められたことでも「絵 
に描いた餅」になりつつある。尾久の原公園は、町屋、尾久地域の住民にとって唯一の 
憩いの場所であるとともに大災害時に必要な広域避難場所であり、整備は急務である。 
  
 
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