(願 意)
都において、富士街道(東京都道8号千代田練馬田無線)の補助232号線交差点か
ら石神井中学校前交差点間が、西武池袋線の高架化事業完成によって、開かずの踏切が
解消されてますます交通量が急増しており、極めて危険なため、富士街道の他区間と同
様に幅員12メートル以上に拡幅し、両側に歩道を整備していただきたい。
(理 由)
平成22年2月に陳情22第20号が意見付採択された富士街道の補助232号線交
差点から東側区間では、既に拡幅事業が実施されており、幅員15メートルへ拡幅され
ることが決定し進捗している。また、石神井中学校前交差点から西側区間は、既に12
メートル道路として整備されている。
都建設局道路建設部では、平成22年度から平成24年度までの3年間にわたって交
通量調査を行っている。その結果、西武池袋線の開かずの踏切が解消されて、平成24
年度は、前年度比21%から22%も交通量が急増している。富士街道は、ますます「
危険な道路」となっている(都建設局第四建設事務所調査による。)。
富士街道の当該区間の幅員は、最も広い所で10.9メートル、狭い所では7.4メートル
しかない。しかも、歩道は片側のみで狭いため、歩行者、自転車利用者は車を避けつつ
車道を利用せざるを得ず、非常に危険な道路となっている。
西武池袋線の立体高架化の完成により自動車交通量は急増しており、富士街道の当該
区間の幅員が現状のままでは、今後、道路利用者の危険性が更に増大するだけではなく、
車道にはみ出した歩行者、自転車が自動車交通の障害となり、富士街道の道路機能を十
分に発揮させることができないのではないかと考えられる。
当該区間は、石神井庁舎、石神井警察署、石神井郵便局、石神井中学校などの練馬区
西部地区の主要な公共施設が立地しており、地元の小中学生、高齢者はもとより、周辺
地区を含め多くの人々に幅広く利用されている。
石神井公園駅の利用者や石神井商店街で買物をする多くの住民が毎日利用している富
士街道を、安全かつ円滑に通行できる生活道路として、また、通過車両が安全に通行で
きるよう整備すべきである。
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