トップ > 請願・陳情 > 平成22年第2回定例会付託 > 陳情22第35号

請願・陳情の要旨

審査結果 意見付採択
備  考 (意 見)趣旨にそうよう努力されたい。


件  名

東京消防庁における経理事務に関する陳情

番   号
付託委員会
22第 35号   警察・消防 委員会付託

(願  意)
 東京消防庁において、経理事務を適切に行うようにしていただきたい。

(理  由)
 私は、平成21年3月31日付けで、東京消防庁麹町消防署を定年退職した。

 退職する前年の平成20年8月ごろ、息子が突然歩行困難になり、一人で食事、用便
等ができなくなった。当初、家内が日中の一切の面倒を見ていたが、心労が重なり、家
内本人も病気を患い、息子の世話をすることができなくなったので、代わりに介護に専
念するため、私は、平成20年9月16日から平成21年3月15日まで介護休暇を取
得し、その後退職する平成21年3月31日まで年次有給休暇を取った。
 その際、経理担当者から、介護休暇中の事務手続代行や署員会費等の東京消防信用組
合預金口座からの引き落としに必要な印鑑と預金通帳を預かる旨の申出があり、退職す
る日まで保管をお願いした。
 平成21年3月31日、退職辞令交付とあいさつを兼ねて麹町消防署へ行った際、経
理担当者から、戻入があるので再度印鑑と預金通帳を預かりたいということで、そのま
ま保管をお願いした。
 平成21年4月17日ごろ、麹町消防署から戻入する旨の給与明細書が入った封筒を、
また、4月22日付けの封筒により退職手当関係の明細書とその源泉徴収票及び平成2
1年分の源泉徴収票を各々受領した。

 平成22年2月、平成21年分の確定申告書を作成するため、平成21年分の給与の
源泉徴収票を確認すると、給与の支払金額「0円」と社会保険料等の金額「15,500円」
が記載されていた。
 不審に思い、麹町消防署の経理担当者へ電話連絡をし、平成21年分の給与の支払金
額が「0円」であるのはおかしいのではないか、と確認した。その際、経理担当者は本
庁関係者と電話連絡を取り、「問題ない」と返答するだけで、納得できる回答ではなか
った。
 平成21年1月から3月まで支給された給与明細書により私が集計した給与総額は、
163,892円であり、本来この金額が給与の源泉徴収票に記載されるべきである。その際
に、前述した平成21年4月16日付けで戻入した給与明細書があったことを思い出し、
麹町消防署の経理担当者に印鑑と預金通帳の返還を要求すると、平成22年2月16日
付けの簡易書留で郵送されてきた。そこで改めて預金通帳の記載事項を確認すると、平
成21年4月16日に230,544円が引き落とされていた。そうすると、私自身の平成2
1年分の実質給与総額は-66,652円になる。
 本来、平成21年分の源泉徴収票に記載される給与の支払金額は163,892円であり、
平成21年4月16日に戻入した230,544円にあっては、平成20年分の源泉徴収票に
より税務処理し、年末調整すべきものである。

 また、平成20年分の毎月の給与明細書の各項目を集計すると、介護休暇中であった
にもかかわらず、平成20年10月に276,564円の給与が支払われていることが判明し
た。その上、平成20年10月分と12月分の給与明細書には、地域手当がそれぞれ 
34,442円、8,824円と記載されているが、実際はそれぞれ34,454円、8,879円であり、明
らかに間違った金額である。また、給与明細書により集計した平成20年分の給与総額
は、7,745,293円であるが、平成20年分の源泉徴収票に記載された給与の支払金額は、
7,745,268円であり、信じられない計算ミスをしていることが判明した。地域手当を修
正し再度集計し直すと、実際の給与総額は7,745,293円となり、25円も不足する。