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第3回定例会・各会派の討論(要旨)

青木 英二 議員(民主党)


   都営住宅を共有の財産として公平に利用出来るようにせよ

 私は都議会民主党を代表して、知事提出議案のうち、第168号議案には、付帯決議を付し賛成、他の議案については、原案に賛成の立場から討論を行います。
 再生手続開始申立事件において東京都が有する債権の取扱い及び株式の消却について申し上げます。
 多摩ニュータウン開発センターが破綻に至った原因は、バブル経済の崩壊だけにあったのではなく、第3セクターにありがちな経営責任の所在が明確でないことや、経営見通しの甘さなどにも、その原因があったと考えています。
 私たちは再建計画を否決し、むやみに破綻に追い込もうとは考えていません。その結果、テナントの維持が困難になり、地域生活の利便性が失われてしまうことは本意ではないからです。
 しかし、会社設立当時と同じような体質を改めなければ、東京都の説明には不安を覚えざるを得ません。
 同社が破綻に至った経営責任を明確にし、経営努力を厳しく求め、着実かつ速やかに再生計画の実効が上がるよう最大限努力することの2点の付帯決議を付し、賛成します。
 東京都営住宅条例の一部を改正する条例について申し上げます。
 今回の条例改正は、都営住宅に10年以内の期限付き入居制度を導入するものですが、私たちは公営住宅法改正を国に求めるなど、同制度が更に拡大出来るよう求めるものです。
 また、併せて親子が何代にもわたって住み続けている実態を改めるよう使用承継制度を改善するとともに、現行の募集方式を高齢や障害などの住宅の困窮度を反映したポイント方式に移行するなど、入居機会の公平性を確保するために、引き続き全力で取り組まれることを要望しておきます。
 以上をもちまして、私の都議会民主党を代表しての討論を終わります。

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