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東京国際フ
ォーラムの渡り廊下「ドラゴンブリッジ」

東京国際フォーラムに出没する竜の正体とは

ドラゴンブリッジで鳴き竜のご利益にあずかろう

 今、東京の街を騒がせているのは、古来より中国に伝わる珍獣、ドラゴン(竜)の出没。
えっ、ゴジラじゃなくて、東京の街にドラゴンが現れた!東京が危ない?果たしてその正体と
はいかに・・・・。ゴジラが東京タワーに出現するならば、噂のドラゴンは、有楽町の東京国際フ
ォーラムに飛来するというから驚き。さっそく、ドラゴンが現れるというミステリースポット
を調査してみよう。
 ドラゴンが出没するのは、地下1階の総合案内所とホール棟を結ぶ、長さ40m、幅4m四方のガ
ラス張りの渡り廊下。美しいモダンな創りがまるで近未来の世界を彷彿とさせる。じつは、こ
の渡り廊下、ドラゴンが出没して以来、“ドラゴンブリッジ”という愛称が付くほど、東京の
新名所として注目度ナンバーワンのスポットとなっている。
 とはいっても、辺りにはドラゴンなどいる気配なし。さて、どこから現れるのか。ん~なに
なに、ドラゴンを呼ぶおまじないがある!魔法の扉を開けるには“開けゴマ”だがドラゴンを
呼ぶには、なんと渡り廊下の真ん中で威勢よく、パン!と手をたたく必要があるとか。耳を澄
ませてみよう。おやおや、何か聞こえる。“ピュイーン”“パピューン”と反響する不思議な
鳴き声。これぞ噂に聞く、鳴き竜現象だ。
 鳴き竜現象で知られるのは、栃木県日光東照宮の薬師堂。壁などに反響した音が時間ととも
に高くなるもので、スイープエコー現象と呼ばれる。日光東照宮のドラゴンの鳴き声が“ピー
ン”に対して、こちら東京国際フォーラムのドラゴンは“ピュイーン”“パピューン”。なん
でも、薬師堂では天井と床の上下に音が反響するが、この渡り廊下では上下左右の壁面四方に
反響するという、より立体的なものだとか。理論上は知られた現象だが、このような形で実際
に確認されたのは世界でも例はなく、非常に珍しいという。
 さてさて、東京有楽町に住む竜神さまのご利益はいかに。縁起をかついで、ドラゴンブリッ
ジでパン!と威勢よく、手をたたいてみよう。ドラゴンはどんな声であなたの気持ちに応えて
くれるか。恋人同士で行くなら、2人でリズムを合わせて同時にパン!と、意気の合ったとこ
ろをドラゴンに見せてあげよう。きっと、美しい鳴き声で2人の仲を祝福してくれることまち
がいなしだ。

 

                                 文/麒麟   写真/武居 英俊     
東京国際フォーラムへのアクセスはJR山手線有楽町駅より徒歩2~3分
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