もんじゃ焼きでホットな愛のメッセージを
大江戸線開通 月島のもんじゃ屋が今熱い!
『号外!大江戸線開通記念 月島もんじゃを全国から全国へと』。平成12年12月12
日にめでたく開通した都営地下鉄・大江戸線のことはみなさんもご存じのはず。大江戸という
名前のとおり、粋な江戸っ子の走りで東京の街を賑わせてくれるにちがいない。ところで、こ
の号外、一風変わってる感じがしませんか?実は、月島もんじゃ振興会発行の“月島もんじゃ
新聞”による昨年12月28日付けの号外。大江戸線開通を祝って号外を出すとは、さすが東
京下町・月島、粋な計らいだ。
というわけで、今回はバレンタインデーにぴったりのホットな街・月島を訪れてみた。バレ
ンタインとくれば、チョコレートで告白というのはもう古い。大江戸線が開通した今、月島で
熱~い愛のメッセージを送るのが流行りそう。でも、なぜ、月島なのかといえば、この街の名
物、「もんじゃ焼き」にその秘密がある。では、さっそく大江戸線に乗って、もんじゃ焼きを
食べに月島へ行ってみよう。月島駅を降りれば、あるよ、あるよ、そこはもんじゃ屋パラダイ
ス!何十軒ものお店がずらりと並んでいるから驚き。ん~どこで食べようか迷ったら、もんじ
ゃ振興会インフォメーションセンターが便利だ。月島もんじゃ新聞発行の「月島もんじゃ屋ア
クセスガイド」もあるからぜひ一読を。
そもそも月島は、明治中期に隅田川河口の中州を埋め立てた東京湾埋立第1号地として誕生。
その後、三軒長屋の並ぶ下町として発展した。そんな下町に住む子どもたちが楽しみにしてい
たのが、駄菓子屋で食べるもんじゃ焼き。メリケン粉を溶いて薄く焼いたものに醤油や蜜をつ
けたのがその始まりだという。もんじゃ焼きの由来は、子どもたちが鉄板に文字を書いて焼い
たことから“文字焼き”と呼ばれ、いつのまにか“もんじゃ焼き”になったとか。とすれば、
バレンタインデーの愛の告白は、熱~い鉄板に熱~い文字を書いて彼氏に食べてもらうのが一
番!
ちなみに、写真は、取材班のために特別に作って頂いた“LOVEもんじゃ”。おもちと明
太子で縁取りを加えたあつあつものだ。さて、みなさんはどんなメッセージを書いて愛を伝え
てみますか?バレンタインデーのもんじゃ焼き・愛の告白大作戦、成功を祈ってます!愛は熱
いうちに召し上がれ……。
文/麒麟 写真/武居 英俊 |