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第4回定例会終了にあたっての各会派談話(要旨)

無所属  幹事長  藤川 隆則


 平成十二年第四回定例会は、知事及び議員提出議案を採択して、本日終了した。
 本会議に提案された主要案件のうち、東京都公害防止条例を「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」として全面改定する条例案については、都市・生活型公害の深刻化、地域環境問題への対応という側面からも、現行条例での対応に限界のあることは、我々もかねてから指摘したところであり、基本的に賛意を表したところである。
 なお、同条例案のうち、特定自動車の運行に関わる規制については、その実効を上げる上からも、低公害車または最新規制適合車を購入する際、都民・事業者の負担が過度のものとならないよう、支援策を講じるとともに、使用過程車の摘要猶予などの措置を講じるよう、付帯決議を付すことを主張した。
 また、併せて、粒子状物質減少装置の技術開発の促進、供給体制の整備について努めることについても、付帯決議を付すことを各会派に働きかけ、実現を見たものである。
 「東京における自然と保護の回復に関する条例」の全面改正についても、わが会派はかねてから緑比率の向上、公園面積の拡増を主張したところであり、改正案には積極的に賛成したところである。
 特に、緑の保護、育成については、前議会で「緑のトラスト」創設を提案したところであり、今回の条例改正を、市街地の緑化、東京における自然の保護と回復、そして育成に一層の前進のため、努めていく決意である。
 「東京都震災条例の改正」については、自己責任の原則を基本理念に据えたことは、着目に値する改正案である。震災対策の充実強化に努めることは当然のことであるが、応急
・復興対策の強化も含め、新条例が目指すところを都民に理解、徹底させるべきである。
 本定例会直前に、わが会派に所属していた山崎泰議員が出資法違反の容疑で東京地検に逮捕されたことは誠に遺憾なことであった。
 個人の責任に帰することとはいえ、逮捕時に、会派の所属議員であったことは事実であり、都民の都政に対する不信感の増長等、議会への迷惑を斟酌し、本会議における質問を遠慮させていただいたところである。
 すでに、十二月六日付をもって山崎泰議員から会派離脱の申し入れがあり、同日受理、承認したものである。
 都民党を標榜する都議会無所属クラブの名に恥じぬよう、都民に信頼される都政を体現していくため、残された任期を全力で務めていく決意である。

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