ホームページへ戻る 前のページへ戻る  

第4回定例会・各会派の討論(要旨)

自治市民  福士 敬子


   東京スタジアム事業へ
   巨額の税金投入をするな

 私は議案第二百八十一号、三百号、三百十二号、三百十三号、三百五号に反対する立場から討論を行います。
 三百五号の東京スタジアム問題は、開業前から経営難を予測して巨額の税金を投入するという異例の救済策であります。
 今年三月、東京スタジアムは建設計画をまとめた計画書の内容を変更し、陸上トラックの整備をしないままオープンすることを発表しました。スタジアムの買い取りが決定されたのは、それに先立つ九九年九月の政策会議であり、その時点と現在とでは、スタジアムの仕様が異なっています。買い取りを決めた後になってのフィールド仕様の変更をした影響額について全く説明がありません。
 昨年九月での方針変更理由では、スタジアムを買い取れば「将来の都の財政負担が明確になる」などと聞かされています。しかし、現実には改修費用が不明瞭なのです。
 加えて総務局が発表した「監理団体改革実施計画」の東京スタジアムの評価を見ると「建設は予定どおり進捗している」などと事実と異なることが書いてあり、余りに杜撰な認識のため反対します。
 次に三百号の新海面処分場について述べます。問題なのは都がゴミ処分場の安全性を無視していることであり、取組が不十分な現状を憂慮し、反対します。
 二百八十一号の東京都震災対策条例は、行政が都民自身の自己責任を強調するのは筋違いであり反対します。
 三百十二号、三百十三号は、低所得者など、手を差し伸べるべき人たちへの福祉を、更に後退させるものであり反対します。

ホームページへ戻る 前のページへ戻る

ユーザーレビュー