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東京都男女共同参画社会推進議員連盟活動報告

東京都男女共同参画社会推進議員連盟活動報告

設立後から活発な活動を展開

基本条例制定記念イベント

 東京都男女共同参画社会推進議員連盟(略称 :都男女共同議連)は、平成十一年二月に設立され、現在全会派から一一五名の議員が加盟しています。

 その活動目的は、男女平等社会の実現を当然の前提とした上で、さらに、男女が各人の個性に基づいて能力を十分に発揮できる「男女共同参画社会」の実現を目指し、具体的な取組を行うことにあります。

 設立後、合計三回の勉強会や知事への要望活動を行い、都の条例制定に向けた具体的提言を行ったほか、平成十一年十一月には「男女平等社会を考える地方自治体議員サミット」を開催するなど、活発に活動してきました。

 このサミットでは、地方自治体議員のネットワークをより強固なものにしていくこと、各自治体で実効ある条例や計画策定を進めていくべきとの方向性を確認し合いました。

 その一環として、十二年七月一九日には、都男女共同議連が近県の議員連盟に呼びかけ、第一回「男女共同参画社会推進議員連盟都県連絡会」を開催しました。この会議には、東京都のほか千葉、埼玉、長野県から参加があり、各議員連盟の活動報告がなされました。第二回以降は各県の持ち回りで実施することとし、次回は埼玉県で開催する方向性を確認しました。


東京都男女平等参画基本条例制定記念イベント
「創造する男女平等のまち・東京を目指して」の開催

潮谷義子熊本県知事 ペマ・ギャルポ岐阜女子大学教授

 平成十一年六月の「男女共同参画社会基本法」制定に続き、東京都は全国に先駆けて平成十二年三月、「東京都男女平等参画基本条例」を制定しました。

 都男女共同議連では、平成十二年一〇月二五日に、東京ウィメンズプラザでこの基本条例制定記念イベントを開催しました。

 イベントには東京都議会議員のほか、千葉県議会、埼玉県議会、都内外の区市町村議会議員、関係団体、都民、行政関係者と幅広い分野から合計一二四名と、多数の参加者がありました。

 冒頭、三田敏哉都男女共同議連会長の挨拶、及び石原慎太郎都知事からのメッセージ紹介に続き、潮谷義子熊本県知事とペマ・ギャルポ岐阜女子大学教授の記念講演が行われました。

 潮谷知事は、熊本県の実状に触れながら政策決定の場に女性知事を送り込むことで女性達が党を超えて結束したこと、一つ一つの命のあり様を真正面から受け止めることこそ、男女共生社会の根本に据えなければならないなど、熱い講演をして下さいました。

 ペマ・ギャルポ教授も先入観にとらわれることなく、条例の精神を実生活に生かすべきで、男女平等が限られた一部の人たちのものになったり、無責任を放置することになってはならない、日本人も外国人もこれから生まれる命も考慮し、個人の名誉や尊厳を尊重すべきと、強い主張で講演をして下さいました。

 続いて、高西新子生活文化局女性青少年部長から基本条例のポイントについて解説を受けた後、富永一夫NPOフュージョン長池理事長、マリ・クリスティーヌ異文化コミュニケーター、吉岡睦子弁護士、渡辺照子フリーライターを迎え、「男女平等の現状、条例制定でどう変わるのか。」をテーマにパネルデイスカッションを行いました。いずれのパネラーからも条例の趣旨実現のため実効性ある行動計画の策定に向けて熱い期待が語られ、会場とも熱心な意見交換がなされました。最後に「創造する男女平等のまち・東京を目指して」と題する宣言を行い、都条例制定記念イベントは盛況のうちに終了しました。

 以上がこれまでの活動ですが、今後も都の施策に積極的に提言していくとともに、他自治体議員との連帯・交流を一層進めていきます。


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