(願 意)
都において、西海浜公園内の沖合約2キロメートルに達する約410ヘクタールの広
大な水域について、地元NPO法人を更に活用し、清掃などの維持管理を強化するとと
もに、マリンレジャー等での利活用を推進していただきたい。
(理 由)
西海浜公園における、都民に開放されている西なぎさ及び生態保全のため立入禁止
となっている東なぎさを除く水域部については、全く利用されていないと言っても過言
ではない。大要を占める水域部については許可なき遊泳禁止の方針が示されている以外
は、何ら利活用の考え方も明らかにされていない。
これまで都の努力により東京湾の水質改善が進んだことに加え、地元NPO法人の積
極的な提案及び実行力があり、限定的とは言え西海浜公園で海水浴が楽しめるように
なってきている。
しかしながら、海水浴イベント中においても、西なぎさにヘドロ状の汚泥ゴミが漂着
し、地元NPO法人はその撤去に相当の労力を費やしている。
このことは、都民が一年を通して西海浜公園の海で遊べる良好な環境の確保ができ
ていないということである。
海水浴イベントが行われる西なぎさ周辺を適切な環境に保つためにも、西海浜公園
の水域全体の維持管理を強化することが必要である。
今後、更に環境改善を進め、都民が日常的に海と親しみ、マリンレジャー等も楽しめ
る場となるよう、地元NPO法人を更に活用し、西海浜公園の水域の環境改善及び利
活用の推進を図るべきである。
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