|
（願 意）
都において、東京都公立高等学校の定時制・通信制教育振興のために、次のことを実
現していただきたい。
２ 入学時から卒業時まで利用することができる奨学金制度の整備・拡充を図ること。
（理 由）
都立高校改革推進計画・新実施計画（平成２８年２月策定）では、平成２８年度から、
定時制課程の高等学校における給食について、多様化する生徒のニーズに応える食の提
供方法等の検討が行われることになっている。定時制課程の生徒の家庭環境や就労状況
を考えると、今後も、栄養バランスの整った低廉な給食の提供が必要である。
定時制・通信制課程の生徒の家庭においては、入学時の諸費用の納入が困難なケース
が多く見られるため、入学時から卒業時まで利用することができる奨学金制度の整備・
拡充が求められている。
平成２８年度から、都立高校の生徒が将来、社会的に自立できるよう就労等の進路決
定に向けた支援や福祉的な支援を行うため、スクールソーシャルワーカー等による「自
立支援チーム」派遣施策が施行された。しかし、週に１回、各課程に一人の配置では相
談に応じきれず、一人一人の生徒の支援のためには、回数及び人数の更なる拡充が必要
である。
|