トップ > 提出議案と議決結果 > 令和4年第3回定例会 > 陳情4第38号

請願・陳情の要旨

審査結果 意見付採択
備  考 (意 見)趣旨にそうよう努力する。


件  名

檜原村における産業廃棄物焼却場の建設計画に関する陳情

番   号
付託委員会
 4第 38号   環境・建設 委員会付託

(願  意)
 都議会において、檜原村における産業廃棄物焼却場の建設計画について、慎重に審議
していただきたい。

(理  由)
 秋川の最上流に当たる檜原村の人里(へんぼり)地区に、産業廃棄物焼却場の建設計
画があるという話を聞いた。
 私が住んでいるあきる野市は、産業廃棄物処理施設がある日の出町の隣町に当たる。
私の妻は、20年ほど前から化学物質過敏症を患っており、日の出町の市街地に車で近
づくだけで、頭痛、めまい、脈拍数の増加などの症状が出てしまう。これらの症状は、
目に見えない粉じんや化学物質を吸い込んでしまうことが原因であるため、症状が重く
ならないよう、すぐに引き返すようにしている。
 檜原村は、妻が良い空気を吸って健康を取り戻すために、時々、訪れる場所になって
おり、生きていくために不可欠な場所である。この場所が汚染されてしまうと、妻は大
変困る。また、登山や観光で訪れる人にも悪影響を及ぼすことは避けられない。
 檜原村の住民に聞いても、産業廃棄物焼却場の建設に反対する声が圧倒的多数である。
建設により、清流と緑と澄んだ空気の破壊は必至である。また、秋川の流れに乗って汚
染物質が下流に拡散することも想定される。この優れた環境を壊して、なぜ檜原村に産
業廃棄物焼却場を建設しようというのか、理解に苦しむ。
 私には、この建設計画そのものが適切だとはとても考えられない。慎重に審議するべ
きである。

※ 採択されたものについて、要旨を掲載しています。