トップ > 提出議案と議決結果 > 令和4年第3回定例会 > 陳情4第35号

請願・陳情の要旨

審査結果 意見付採択
備  考 (意 見)趣旨にそうよう努力する。


件  名

檜原村における産業廃棄物焼却場の建設計画に関する陳情

番   号
付託委員会
 4第 35号   環境・建設 委員会付託

(願  意)
 都議会において、檜原村における産業廃棄物焼却場の建設計画について、慎重に審議
していただきたい。

(理  由)
 檜原村に産業廃棄物焼却場の建設が計画されていることを新聞で知った。それによる
と、地元住民の多くが建設に大反対し、既に1,000人以上の署名が集まっているようであ
る。檜原村の全人口は約2,200人であり、住民の約半数が署名したことになる。これから
署名する住民も多いと聞いている。
 私は、機会があるたびに秋川流域や檜原村を訪れ、地形調査や気候調査などを行って
いる。調査結果は、学術論文や市民講座などで公表し、市民の知的財産となっている。
 現地では、多くの観光客やハイカーと出会う。多くの観光客は、風光明媚(めいび)
な自然環境の中で、日頃の忙しさから解放され、新鮮な空気を満喫している。また、緑
に覆われた山道での散策を楽しんでいるハイカーは、健康の維持・向上のため、見晴ら
しの良い場所や山頂を目指している。コロナ禍以前は、外国人観光客も多く、都内では
高尾山に次いで、国際的な観光地にもなっている。
 このように、都民にとってはもちろんのこと、日本全体にとっても大切で、恵まれた
自然環境が保たれている土地に、産業廃棄物焼却場は不要である。そればかりでなく、
水質汚濁、大気汚染、悪臭の発生などが危惧され、地元住民にとっては、将来にわたっ
て快適な生活環境が破壊されると考える。
 以上のことから、都議会において、檜原村における産業廃棄物焼却場の建設計画につ
いては、地域住民の反対意見を尊重し、慎重に審議するべきである。

※ 採択されたものについて、要旨を掲載しています。